こどもの頃、歌の歌詞を考えないで歌った人って多いんじゃないでしょうか?
でもこどもだって考えるヒントを示せば想像しながら歌うことができます。
想像ができれば歌い方の工夫が生まれ、楽しさがどんどん増していきます!
歌を使ってたくさん想像の世界を拡げていきましょう。
こどもの歌は初めは一緒に歌いながら覚えます。
大事なのは子どもの発達に合わせた歌い方です。
保育園や幼稚園でさせられる大きな声で歌いましょうは確かに声が出ない子どもに対しては必要なのかもしれませんが、さけび散らして音程も取れない歌い方が良いとはとても思えません。
小さな身体にはまだ短く弱々しい声帯、呼吸器なども発達途中の筋力しかなく、それで長い曲、音程も難しい曲、高い音程が出せるのは一部の早熟な子どものみでしょう。
わらべうたや童謡など半音階の少ない、こどもの発達に相応しい曲を選んで音程や身体のコントロールを覚え、並行してリズム練習などの楽譜を読むトレーニングをしていきます。
歌で大事な事は個人の楽器(声)の特性を理解し、無理なく進めていくという事です。
無理をして声を出していると、とたんに悪い癖となって定着してしまい、喉を痛めてしまいます。
最近のこどもの歌は実はこどもには難しすぎるのです。
童謡などの歌詞に使われる詩には普段あまり多用されないけども美しい言葉がたくさんあります。
歌をうたうとそのような言葉を子ども自身が使う事によって、ボキャブラリーがどんどん増えていきます。
こどもの言葉の中に美しい言葉、美しい情景のイメージがどんどん増えていったらきっと今までとは違う価値観が生まれるでしょう!