こどものピアノ

自分が親として、自分のこどもに「ピアノやる」と言われた時に思ったのは、好きな事を見つけられたらいいな。指を動かすのは発達に良さそうだな、とりあえずやらせてみるか、と普通の親と同じ感覚でした。

4歳過ぎから初めて1年。

今では継続する事、積み重ねる事、何度も練習する事、忍耐力、想像する力…色々な事をピアノを通して学習しているところです。
幼児の練習は1人ではなかなか進みませんから、親子のコミュニケーションの時間にもなっています。

他の子より得意な事があるのも単純に嬉しいようです。

講師として大切にする3つのポイント

1.楽譜を読めるように

音楽の習い事として最低限の楽譜のルール、音符の読み方を覚えるのはスタートだと思っています。
将来いろいろな楽器に出会って自分で音楽をしたいと思った時に応用ができるからです!

実はピアノを習っているのに楽譜が読めない子はけっこういます。
何年も頑張ったのにそれって悲しいですよね。

まず楽譜を自分で読めることは大事な柱のひとつです。

2.基本の身体の使い方

いちばん初めについた悪い癖が治らなくて困った経験、皆さんありますよね?
お箸の持ち方、走り方…

ピアノを弾く手にもあります。変なクセ!

最初にこの手の形が定着してしまうと後から直すのは非常に大変ですし、本来出せるはずのしっかりとした音がいつまでも経っても出せなくなってしまい、指も早く動かす事もできずに細かい音符ができなくて嫌になってしまいます。

せっかく弾くのなら綺麗な音で弾きたいですよね。

3.うたごころのある演奏を

曲想や音のイメージを大事にしています。

曲をこういう風に弾きたい、というイメージを持つことは演奏の根本となります。
簡単な曲でもどういうイメージで弾くのかという意識の積み重ねがだんだんと長い曲になってきた時に引き出しの多さにつながります。

時には絵や他の楽器を聞いてみたり、一緒に歌いながらメロディーを感じとったり、お話を一緒に考えたりしましょう。